「週刊少年ジャンプ」と言えば、誰もが一度は手にしたことがある日本を代表する少年マンガ誌。創刊以来、数多くの名作を生み出し続けていますが、その値段も時代とともに変化してきました。あなたはジャンプの値段が今いくらか知っていますか?そして、昔はいくらだったのでしょうか?
この記事では、ジャンプの価格推移を辿りながら、時代ごとの変化や背景をわかりやすく解説していきます!昔を懐かしむ方にも、今を生きる若者にも楽しんでいただける内容です。
創刊当時は90円!ジャンプの始まり

「週刊少年ジャンプ」が世に出たのは1968年のこと。今ではマンガ誌の王様とも言えるジャンプですが、当時の価格はなんと90円。しかも月に2回の刊行でした。驚きですよね?紙質も今とは違い、薄めの紙に少し粗い印刷が施されたものでしたが、それがまた味わい深いものでした。時代背景もあり、まだ高度経済成長期に入ったばかりの日本では、子供たちにとって手軽に買えるエンターテインメントとして大人気を博していきました。
当時、掲載されていたマンガは「ハレンチ学園」や「ど根性ガエル」など、今でも語り継がれる名作ばかり。週刊誌という形に進化するのは1970年代からですが、90円という価格設定は当時の子供たちにとっても手の届く価格だったのです。
ジャンプの値上がりが始まる70年代
1970年代になると、日本はオイルショックを経験し、物価が大きく変動しました。これに伴い、ジャンプも価格が上昇し始めます。1974年には、90円から130円に値上げされました。この時期は、日本全体が物価上昇の波に飲まれていた時代。オイルショックによる物価上昇が紙や印刷のコストにも影響を与え、ジャンプもそれを避けることができませんでした。
とはいえ、マンガ誌としての人気はむしろ上昇しており、「アストロ球団」や「ドーベルマン刑事」など、熱狂的なファンを生み出す作品が続々と登場しました。価格が130円になっても、ジャンプは子供たちの手元にしっかりと届けられ、むしろ部数はどんどん増えていったのです。
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1980年代の黄金期と170円時代
1980年代に入ると、ジャンプはまさに黄金期を迎えます。「キン肉マン」「北斗の拳」「キャプテン翼」など、誰もが知る作品が連載され、部数は右肩上がり。1980年には価格が170円に設定されましたが、子供たちの間での人気は衰えるどころか、さらに加速していきました。
この時期は、ジャンプが子供たちの生活の一部となり、月曜日の発売を心待ちにする少年が全国に溢れていました。価格が少しずつ上がっていく中でも、170円という価格はまだ手ごろで、当時の子供たちにとってはお小遣いの範囲内で十分に買えるものでした。
ジャンプはこの時期、週刊誌としての存在感を確固たるものにし、まさに「週刊少年ジャンプ」の黄金時代を築き上げたのです。
1990年代のピーク!190円から200円へ
1990年代に入ると、ジャンプは発行部数のピークを迎えます。1995年には、「ドラゴンボール」「SLAM DUNK」「幽☆遊☆白書」といった大ヒット作が同時連載されており、その影響でジャンプは発行部数653万部という驚異的な記録を樹立しました。これは、日本の出版史においても最高記録です。
しかし、この時期は同時に価格も上昇し、1990年には190円、そして1996年にはついに200円の大台に突入しました。消費税の導入や経済の変化に伴い、価格が上がっていったわけですが、それでもジャンプの人気は絶大で、読者は減るどころかさらに増えていきました。子供たちにとって200円の出費は決して軽くありませんが、それでも「これだけの名作を一度に読める」というジャンプの魅力には抗えなかったのです。
2000年代から現在:消費税とともに値上がり

2000年代に入ると、ジャンプの価格はさらに上がり続けます。2000年には220円、2005年には230円と、少しずつですが着実に上昇していきます。この背景には、消費税の導入や紙のコスト上昇がありましたが、それ以上にインターネットの普及や電子書籍の台頭が、紙媒体の出版業界に大きな影響を与えていました。
そして2014年、消費税が8%に引き上げられたことで、ジャンプの価格もついに260円から270円となります。この時期には、「ONE PIECE」「NARUTO」などの大ヒット作が引き続き連載されており、ジャンプの人気はまだまだ健在。しかし、読者層が少しずつ変化し、若年層の読者は減少傾向にありました。
それでもジャンプは、紙媒体とデジタル版の両方で存在感を示し続け、2019年にはついに290円に到達。合併号の場合は300円を超えることもあり、「ジャンプが高くなったなぁ」と感じる読者も多いことでしょう。
他の少年誌と比べるとどうなの?
現在、ジャンプの価格は290円(合併号で300円)ですが、他の少年誌と比べるとどうでしょうか?例えば、「週刊少年マガジン」は340円、「週刊少年サンデー」は360円となっています。こうしてみると、ジャンプは他のマンガ誌に比べてまだ安い方です。
ただし、月に4冊買うと1160円となり、単行本を2冊買える金額になるため、子供たちにとっては「ちょっと高いな」と感じることもあるでしょう。それでも、ジャンプの魅力は「一度にたくさんの作品が読める」という点にあり、多くの読者はその価値を感じているようです。
電子版ジャンプの登場で値段に変化?
近年では、電子書籍版の「週刊少年ジャンプ」も人気を集めています。紙版よりも少し安い月額980円で定期購読が可能で、紙媒体を購入するよりもコスパが良いと感じる読者も増えています。
さらに、無料で読めるジャンプ作品も増えており、「ジャンプ+」などのアプリでは一部作品を無料で楽しめる仕組みも整っています。時代の変化とともに、マンガの楽しみ方も多様化していることがわかります。紙のジャンプにこだわる読者もいれば、デジタル版で手軽に読める利便性を重視する読者も増えており、今後はどちらの読者層も大切にされていくでしょう。
今後のジャンプの値段はどうなる?
これまで見てきたように、ジャンプは物価の上昇や消費税の影響を受けて、価格が少しずつ上がってきました。では、今後ジャンプの値段はどうなるのでしょうか?一部の予測では、物価上昇が続けば、2030年にはジャンプが330円に、2040年には380円に達する可能性があるとも言われています。
ただし、これは紙版の話。電子版はむしろ価格が安定しているため、紙版と電子版の価格差が今後さらに広がっていくかもしれません。どちらにしても、ジャンプは日本の文化の一部としてこれからも愛され続けていくでしょう。
まとめ:ジャンプの価格は時代を映す鏡
週刊少年ジャンプの値段推移を振り返ってみると、ジャンプの価格は時代の経済状況を反映しながら、少しずつ上昇してきました。創刊当時は90円だったジャンプも、今や290円。時代とともにジャンプの価格は上がっていきましたが、その魅力や価値は色あせることなく、むしろ進化し続けています。
ジャンプを手に取るたびに、あなたもその歴史の一部を感じてみてはいかがでしょうか?これからもジャンプは私たちに多くの感動と楽しさを届けてくれることでしょう。